元ひきこもりエンジニアさんが教えてくれた当事者の気持ち

6/25(土)、

今回で5回目の元ひきこもりエンジニアさんによるIT講座の後、家族会がありました。

今回の家族会は、元ひきこもりエンジニアさんに残っていただき、ひきこもることになった原因、その時の心境、生活状況、ひきこもりからリカバリー出来たきっかけなどをお話していただきました。

ひきこもった原因はここではお話出来ませんが、その時の心境から書いていきます。

ひきこもっていた時の心境や状態

とにかく、心も体も疲れていて寝ていた。家族に何を言われても動く気力がなかった。ひきこもっている自分が嫌だった。出来ない自分を責めた。前向きには全く考えられず、考えれば考えるほど、負のスパイラルに陥った。寝ることだけが現実逃避できた。と言っても熟睡はできず、すぐ目が覚めていた。何もしたくない、、家からも出たくない、誰にも会いたくない。消えてしまいたい、価値のない自分は生きている価値がないと考えてばかりいた。

それから数カ月はそのままの生活、、

全く動けない間、家族はとがめることなくそのままそっとしていてくれた。

そのうち、嫌な場所から解放されていることもあり、徐々に回復に向かっていった。

すこしずつ、散歩が出来るようになり起きている時間も少しずつ多くなっていった。

元気になってくると、家族がうるさくなってきた。家族だから、傷つくようなことも言われた。(内容は言われてなかったけど、たぶん「元気になったのなら働いて。などといった話ではないかと想像しました。)

けれど、家族からうるさく言われてもそうした方がいいとわかっていても、動くには難しかった。まだまだ、ネガティブな自分が自分を支配していたから。

ひきこもりからのリカバリーへのきっかけ

ある程度ひきこもって心身ともに休めたからか、少し動きたくなった。

そこで、おばちゃんちと出会い、前向きな心の状態の時に「IT講座の話」をもらった。ネガティブ全開の状態だったら、こんな話をもらっても断っていただろうけど、前向きになりかけていた時だったから引き受けた。動くタイミングが来た!!

心の状態と動くタイミングがピタッと合ったから、ひきこもりからだっしゅつするきっかけになった。

講座を始めて、自分が人の役に立てると実感したことで自信が付き、これからの自分にも期待できるようになった。

こころとからだの回復は自分自身にしかできない。誰が何を言おうと自分自身が「変わりたい!!」と思わなければ動けない。そうなるまでは、じっと見守って欲しい。

家族に出来ること

寝てばかりでも、何もしなくても、そのままそっとしておいてほしい。

普段の対話はしてほしい。(おはよう、おやすみ、ごはんだよ。など。)

家族だからきついことも言ってしまうので、理解ある第3者に助けてもらうこと。

少し元気になってきても、焦らず、本人が動くまで待ってほしい。

本人が自分で決めて動くタイミングは、ちゃんと休めていたら必ず来る!(そう信じていてほしい)

おばちゃんちでは

今回、元ひきこもりエンジニアさんのお話を聴き、改めておばちゃんちの存在の大切さを感じさせていただきました。ありがとうございました。

おばちゃんちでは、

 ひきこもりさんがまだ一歩踏み出せない間の、ご家族の不安を解消するお手伝いをします。その間の家族の在り方を継続的に応援サポートします。

 ひきこもりさんが一歩踏み出すときに応援サポートします。一歩踏み出し始めたら、ひきこもりさん本人とこれからの道筋を一緒に考えます。

 家族だけでは話し合えないことや、家族だから出来ないことを応援サポートします。

まずは、ご連絡ください。